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ご挨拶

理事長ご挨拶

「こころで通じる
医療」

医療法人 相雲会 小野田病院 理事長小野田 充敬

日頃より当院の運営にご理解ご協力をいただき誠にありがとうございます。令和4年7月に前理事長であった小野田善光より、若輩ながら理事長職を引き継ぐこととなりました。病院経営にあたり、南相馬市の少子高齢化に伴う医療従事者の減少と高齢化、患者さんの年齢層の上昇、医療の高度化と専門性の上昇、病院の設備更新といった様々な問題に直面しておりますが、周辺の医療機関との連携を目指し行動を開始しました。

南相馬市の人口の減少、高齢化の中、少ない医療従事者で地域に最大の貢献を行うためには、目標を定めて医業を行うことが必要と考えます。相双地区は、福島県内で最も糖尿病や脂質異常症を伴った患者さんが多い地域のひとつです。それに伴い慢性腎臓病や、血液透析を要する患者さんが増加しています。当院の透析センターを活かしより多くの患者さんに貢献する医療体制を目指します。ロボット手術や遺伝子診断を伴う診療が盛んとなり、拠点病院における高度医療が充実しつつある現代において、健診や一般診察において早期に病気を発見し、精査を行った上で適切な医療機関への紹介が出来る体制を継続します。
また、内視鏡手術や開放手術など従来の治療法が最先端である分野においては積極的に当院でも実施してまいります。南相馬市の住民の高齢化とともに、高齢者特有の疾患や、支える御家族の疲労といった問題が増加しています。介護保険申請のお手伝いや、当院の介護医療院を活かしたサポートを積極的に実施します。さらに緩和ケアや終末期医療に携わります。

小野田病院は、初代理事長である小野田英雄が個人クリニックから開業し、地域の皆様のおかげで病院へ発展しました。さらに、二代目の小野田善光の時代に大震災を乗り越えました。その間、職員とともに温かい心で患者さん、御家族と接することを第一に医療を実施してきました。医療が急速に進歩し、電子カルテの次はAI、遠隔診療といった新しい技術が主流となる時代になったとしても、当院は心と心で通じる医療を実施してまいります。今後とも地域医療におけるご理解、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
院長ご挨拶

健康で安心して生活できる
地域社会をめざして


医療法人 相雲会 小野田病院 院長菊地 安徳

当院は南相馬市の中心地原町区に在り、常磐線原ノ町駅の駅前商店街に隣接しております。南相馬市は東日本大震災当時、津波被害と共に原発事故での多大な被害を被りました。当院も職員の減少や病棟損壊など困難な問題に直面しながら、現在まで病院診療を改善してまいりました。

南相馬市は人口も回復していますが、住民の少子高齢化がこれまで以上に進み、私たち医療者はより適切な医療対応を求められています。住民の皆様が子育てや介護など安心して生活できる地域環境作りを、地域の病院として皆様と共に進めてまいります。

腎疾患をお持ちの患者様の治療では腎透析センターを設置して透析治療を行っています。また、新しい取り組みとして美容形成外科を開設しています。市民の皆様がいつまでも元気で若々しく過ごせるよう住民の心と体の健康維持に努力しております。高齢者に特有な慢性期の介護医療にも積極的に取り組んでおります。病院に隣接した介護医療院を2020年より設置し、自宅療養介護の困難な患者様を受け入れています。

小野田病院は皆様のお力をお借りして、市民の健康維持と安心して生活できる地域社会を目指してこれからも専心してまいります。